人生の旅人のBolg

人生をさまよっている旅人です。よろしくお願いします。

平安時代は畳縁が身分や位をあらわす

 畳縁を知っていますか。以前、畳について記事を書きましたが、畳縁について少し書いてみたいと思います。

 畳縁は長方形の畳の長い両サイドに付ける布です。特に昔から畳縁の柄や色で身分などをあらわすものとしても知られています。

 畳縁の色や柄で座る人の位階を表す

 天皇や皇后、上皇などには最上級の繧繝縁(うんげんべり)、親王、摂関、大臣は大紋高麗縁(だいもんこうらいべり)、公家は小紋高麗縁(しょうもんこうらいべり)、五位以上の殿上人が紫端、六位以下は黄端、無位は縁無という風に決まっていたそうです。畳縁で身分や位をあらわしていたようです。もっとも平安時代の前期は、必要になったときに敷き、普段は重ねて保管していたようで、後期になって常時に敷き詰めるようになったようです。でもそれは上流社会でのことで、一般には江戸時代なかごろになって畳を敷くようになったようです。それも畳は現在のようなものでなく、引っ越しのたびに一緒に運んだようです。もちろん武士の屋敷などは違います。一般庶民にとっては畳も財産の一部といえるようです、もっとも平安時代はゆるく、もっと後になってより明確化したとの話もあります。

 畳縁の紋合わせが技術の見せどころ

 畳縁の位階を表す雰囲気はでひな祭りのひな人形の厚畳などで見ることができます。畳縁の大紋、中紋、小紋の各種高麗縁は寺社などで現在でも使われており、それぞれ見ることが出来ますが、その紋をうまく合わせる技術がその畳を製作した畳職人さんの腕となり、どのくらいの技術をもっているかを問われるものとなります。

 と今日は畳のことを書きたくなったので少し書いてみました。畳のことを忘れないうちに何かまとめたいと思いつつまとまりのない文章になりました。

すみません<m(__)m> では今日はこれで。人生の旅人・・ライフトラベラー(traveler of life)